暴走する主人公

何もしなかったことの後悔より、

思うように突っ走ってみて失敗する後悔の方がいい。

と思うけれど、


俺はその夜多くのことを学んだ 俺はその夜多くのことを学んだ/三谷幸喜



この主人公はやればやるほど負のサイクルに自らはまっていってしまう。


それはもう笑っちゃう程に。



やることすべてが裏目に出てしまう自分の行動によって、

確かに多くの事を学んでいくのだけれど、

学んだことを忘れ、


同じことを繰り返していることに最終的に気がつく。

そしてそのこともまたいつか忘れてしまう。


なんて切ない。


人間らしいこの本が好きです。


でもこの人は好きじゃないです。