THE JINGI
うちは母も本好きです。
母好みの本は貸します。
4冊味わう様に読んでいた私を追い抜いて先に読まれました。
最近のヒットはこれ。
プリズンホテル/浅田次郎
まともな人なんて1人も出てこない。
というより、この世の中“まとも”“普通”の人なんてどこにもいないのでは?
設定はかなりぶっ飛んでいるけれど、
登場人物はそれぞれ自分の人生を生きているので
誰かしらに感情移入して読むことができると思います。
しかしながら
社会的な地位がありながら、1人では何もできない愛に飢えた小説家。
日常的に暴力を振るわれながらも、愛を惜しまない女。
全てはお客様のために体が動くホテルマン。
弾よけになれと言われれば、従う男たち…。
私から見ればみんな狂人にも見えますが、
自分の“仁義”を持って、自分の人生を生きています。
仁義って日本にしかないのでしょうか?
【仁と義】humanity and justice
2語になってしまうとちょっと違う気がする。
“THE JINGI”でどうでしょう。